第21回さくら奨学金奨学生

第21回「さくら奨学生」


第21回さくら奨学金奨学生
選考委員会
委員長
ラウリア佳子(33回生) 

 宮代会50周年記念事業のひとつとして始まったさくら奨学金も21回目を迎えました。生涯学びを続ける同窓生を同窓会が応援する、という先達の志を今まで繋ぎ続けたことは誇るべきことと思います。
 21回目のさくら奨学金には、25回生から74回生まで幅広い年代での応募があり、全員が大学時代とは異なる分野の研究であったことが目を引きました。毎年申請者の研究内容は多分野に渡り興味深いのですが、特に今年はいまの時代の問題点、これからの時代に必要なものを掘り下げて研究テーマにされていました。
 長年ニューヨークで学ばれ仕事をし、その後日本に帰国、研究の集大成として、未婚女性による実母介護、という重いテーマを掘り下げられている小沢英美子さん(25回)と、コロナ禍で大学生活を始められ、テクノロジーの可能性を探求するため、卒業後はカナダの大学で理系へ転科、コンピュータの画面を通じて世界と繋がりながら、課題解決のためのリーダーシップとは何かを模索している前田絵茉さん(74回)を奨学生として選考し、承認されました。
 今後も困難があるとは思いますが、各自の研究が実り、社会に貢献していけるように願っております。

第21回さくら奨学生からの報告

本学文学部外国語外国文学科
英語英文学専攻卒業
現在 ルーテル学院大学大学院
総合人間学研究科 社会福祉学専攻博士課程後期課程3年
小沢英美子(25回生) 

わが国は、少子高齢化やきょうだい数の減少、未婚女性の増加などの社会構造の変化により家族介護の課題が山積している。本研究は、実母を介護する未婚女性に焦点を当て、介護以前の母娘関係、主介護者となった経緯、社会資源の利用状況、人間関係の変化、介護に伴う困難や葛藤を明らかにする。具体的には、実母介護経験をもつ未婚女性約20名に、90分の個別インタビューを2回実施し、得られた逐語記録を時系列で整理・分析し、TEM図として可視化する。これまで表面化しにくかった母娘介護に特有の課題を明らかにすることにより、未婚女性が実母介護を担う際に直面する心理的・社会的課題を理解し、介護者と被介護者双方が納得できる介護生活を実現するための支援の在り方を検討する上で重要な示唆を得ることができる。

本学現代教養学部人間関係学科卒業
現在 Humber Polytechnic
Faculty of Applied Sciences and Technology
Computer Programming 2年
前田絵茉(74回生)

大学卒業後、カナダのトロントに渡航し、現在はコンピュータープログラミングを勉強しています。フロントエンドを中心に、幅広いプログラミング言語を学んでいます。さらに、バックエンドの知識もつけ、フルスタック開発に対応できるスキルを、実務に近い形で身につけています。

コロナ禍の大学生活による授業のオンライン化や、分析ツールを用いた学科での学びがテクノロジー分野に興味を持つきっかけとなりました。

AIが予想以上に急速に発展する現代において、英語力とITの知識は必須のスキルになると考えています。AIをユーザーとして利用するだけでなく、主体的に扱えるスキルを身につけ、AIを活用して社会をより豊かにするサービスを提供できるよう、今後も学びを深めてまいります。

※第21回さくら奨学生2名の学部、専攻等は2025年秋時点の情報です。