2023年度宮代会奨学金奨学生からの報告
宮代会奨学金奨学生
修士課程1年人間科学専攻
髙橋優衣(73回生)
現在、2017年に施行された公認心理師法によって誕生した、国内唯一の心理職の国家資格である公認心理師の資格取得に向けて勉学に励んでおります。心理師として必要となる知識や姿勢、技術を身につけるために、学友と支え合い、教授に助言をいただきながら日々の勉学に努めております。大学院修了後は、生活上の困難を抱えた子どもとその家族に対する心理的支援に携わりたいと考えております。
大学院での2年間の勉学、実習等を通し、心理師として必要となる実践力を身につけるとともに、社会の精神的健康の向上の一助となれるよう、研究力も身につけていきたいと考えております。また、学べる機会をいただけていることに感謝を忘れず、今後ますます自己研鑽に励んでまいります。
宮代会特別奨学金奨学生
国際交流学科4年
北村莉沙
この度宮代会特別奨学金奨学生として選出して頂き大変光栄に思います。2020年、コロナ渦で私の大学生活は始まりました。状況を言い訳にしないという強い意志の下 自らが出来ることを模索し励んだ日々は、振り返るとあっという間でした。中でも国際情勢や語学に関心を寄せ、多角的視点を持つことに注力しました。国際政治ゼミに所属し、沖縄や韓国での研修では数々の貴重な経験と仲間との議論を通じ、改めて主体的思考の大切さを学びました。卒業論文では日本の対ASEAN外交に着目し、日本が国際社会において果たせる役割を思案できたと考えています。制限が加えられながらも、学生として勉学に励むことができたことは今も本当に感謝の想いでおります。聖心スピリットを体現し、周りの灯火のような存在になれるよう、得た学びを今後は人や社会のために還元し努めて参ります。
宮代会特別奨学金奨学生
国際交流学科4年
小屋尚美
4年間の聖心での学びで強調されてきたことの一つに「現場を知る」があります。机上之論で終わらせないためにも、自分の卒業論文を書くにあたって目標の一つにしていたのが現場を訪れることでした。私はこの夏、宮代会の奨学金を利用し、兵庫県丹波篠山市の川阪で実際に活動している研究者の下を訪れ、獣がいに苦しむ地域で3泊4日のワークキャンプに参加しました。ワークキャンプでは、農業を営む地元の人のお話を聴いたり、防獣柵の点検を行ったりしました。自分の身で体験することで、文献だけでは読み取れない獣がい対策の現状や課題について触れられたと感じています。2023年の夏休みは、いつも以上に楽しく、そして学びの多い夏になりました。今回経験したことを卒業論文に活かすのはもちろんのこと、繋がったご縁を大切にしていきたいです。
宮代会特別奨学金奨学生
国際交流学科4年
白井なを子
2023年7月から「駐日韓国大使館SNSリポーター」として活動中です。日韓の文化交流の懸け橋になるという夢の実現のためには、学術的研鑽によって得た知識を自分の中で蓄積するだけでなく、咀嚼して日韓双方の人々に広く伝える実践的なアウトプット活動が必要と考え、本施策に応募し、選出されました。7月14日に、駐日韓国大使館での発足式に招聘され、尹徳敏特命全権駐日大使から任命状をいただきました。実研修として、8月28日から5日間、韓国の歴史と文化を学ぶため、釜山とソウルでの探訪研修に参加します。この活動は、日韓文化交流を通して両国友好に寄与したいと考える私にとって、韓国にまつわる情報を言語化し、日韓双方の人々に魅力を伝えることが出来る貴重な機会になると確信しています。
2023年10月時点の情報です。