拡大写本(宮代会 福祉グループ)

『拡大写本』とは

視覚などに障害のある方や、加齢にて小さな文字が読みにくくなった方などに、既存の本を文字が読みやすいように大きな文字に書き直した本です。

『製作工程』

➀墨田区立ひきふね図書館より依頼された本を、1冊50~60ページずつに分けて何人かのメンバーで担当する。
②自宅のパソコンのWordを使い、指定のテンプレートに原本の文章を入力する。(自宅作業)
③入力したファイルを他のメンバーにメールでお送り、校正の作業をする。(自宅作業)
④3回の校正の後ファイルをプリントアウトし、例会に原稿を持参する。(自宅作業)
➄2ヶ月に1回宮代会館で行う例会にて、第3校正終了後の原稿に表紙・目次などをセットして製本グループへ渡す。

『活動形態』

現在、10回生から60回生までの17名で活動をしています。
例会は年に6回、奇数月の第2火曜日10時30分から正午までです。
例会以外の作業は全て自宅にて行います。
例会参加は必須ではないので、首都圏以外にお住まいの方や例会に出られない方でも活動出来ます。

『活動の意義・目的』

「今の時代、タブレットを利用すれば、文字の大きさを自由に大きくして本を読むことが出来る。なんで書籍にこだわるの?」
「文字の拡大なら、拡大コピーすれば良いのでは?」
きっとこのように感じられる方もいらっしゃるかと思います。

書籍の形態にこだわるのは、視覚障害などで一般の本での文字の大きさでは読むことが困難な方も、手に本を持って読みたい欲求があるからです。
そして拡大写本で作る本は、厚くすると製本が困難なので必然的に60枚程度が限度。よってとても軽く、大きさもA5サイズなのでコンパクトで持ちやすい。昨今は、視覚障害の方だけではなく握力のないお年寄りの方にも喜ばれています。

拡大コピーは、文字だけを拡大することは不可能で、字と字の隙間や行間も同時に大きくなります。決して読みやすい本にはなりません。よって、文字だけを大きくする拡大写本の作業は必要となります。

この本を手に取る方は、視覚障害の方やお年寄りの方に限られると思います。決してニーズが広い訳ではありません。でもこのようになかなか行政の目が届きにくい所にこそ、私たちのようなボランティアが力を発揮すると考えます。
このデジタルな時代に、超アナログな作業ですが、自宅で自分のペースで出来るので、ボランティア初心者の方も気兼ねなく参加できます!

お問合せは福祉理事へ
miyafkriji@u-sacred-heart.ac.jp