2024年度宮代会奨学金奨学生からの報告
宮代会奨学金奨学生
修士過程1年英語英文学専攻
高橋遥香(74回生)
私は現在、英語圏の文学作品における、知的障がいを中心とした障がいの表象について研究をしています。このテーマに辿り着いたきっかけは、軽度の知的障がい者支援のボランティア活動でした。ボランティアに参加する以前は、「障がい」や「ボランティア」から、何かを「してあげる」ことや「助ける」ことを連想していました。しかし、実際の活動では、多様な人との関わりの中で、自分はありのままでいてよいと感じ、逆に助けられた気持ちになりました。また、文学と社会問題の関係に興味を持ったことも理由の一つです。障害のあるキャラクターが登場する映画や小説を目にしたことがある人も多いと思います。誰にでも身近であるはずの障がいについて、どのように関わっていくべきか、探究していきたいと思います。
宮代会特別奨学金奨学生
英語文化コミュニケーション学科4年
植松美海
この度、宮代特別奨学金奨学生に選んでいただいた植松美海と申します。
私は昨年度の留学を経て、多様性や持続可能性の観点から、日本の食生活に疑問を持ち、日本の食文化の良さが保たれた持続可能な食生活を確立させたいと思いました。そのための第一歩として、自分に知見をつけようと、海外大学院進学を決意いたしました。現在は、大学院での専攻に向けて、少しでも基礎的な知識を身につけたく、卒業論文の執筆に励んでおります。卒業論文では、食肉の消費量低減が期待できる菜食主義に注目し、畜産業に起因する環境問題について論じています。
円安が続く中、貴会からのご支援は留学準備に大変助かり、改めて感謝申し上げます。皆様のご期待に添えられるよう精進いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。
宮代会特別奨学金奨学生
英語文化コミュニケーション学科4年
加藤綾乃
この度は宮代会特別奨学生に選んでいただき、ありがとうございます。これまで面接以外の機会で宮代会の方と直接お話しする機会はございませんでしたが、友愛セールに以前、参加させていただき、聖心であらゆる活動をされていると興味深く見ておりました。今回、いただいた奨学金は短期留学等の費用として使わせていただきます。私は日々、沢山の先生方に助けていただきながら英語でのプレゼンや文章執筆と丁寧に向き合ってきました。目標に向かい、地道に努力をする力が特に身につきました。卒業後は、語学をいかせる仕事に就く予定です。残りの学生生活は、新たなことにも挑戦しながら最後まで学業と真摯に向き合っていきたいと思っています。
宮代会特別奨学金奨学生
心理学科4年
粉川七子
この度は宮代会特別奨学生に採用していただき、誠にありがとうございます。
私は現在、国家資格である公認心理師の資格取得を目指して日々勉学に励んでおります。心理師として活動する上で必要な知識に加えて、実習を通して実際に現場で働かれている心理師の方のお話を伺い、学びを深めています。
将来は困難を抱えた子どもとその保護者への心理的支援に携わりたいと考えております。そのために、日々の勉学や卒業論文の執筆に加えて、地域のボランティア活動などを通して知識や経験を積み、大学卒業後は大学院に進学してさらに学び続けて参ります。奨学金は学費に使用させていただき、日々の授業や実習等を通してより専門的な知識や技術を学び、心理師として少しでも社会に貢献できるよう、精進して参ります。
2024年1月時点の情報です。